【2021年】有名ドラマ・映画に出てくる絶景20選!観光にも聖地巡礼にも

日本にはいつか絶対に行きたい絶景から、あまり知られていない絶景まで、さまざまな美しい風景があります。その中には有名ドラマや映画に使われた「どこかで見たことのある」景色も。そこで今回は、有名ドラマ・映画に出てくる絶景20選をご紹介します。観光に行くのも良し、聖地巡礼で回ってみるのも良し、作品と一緒に息を呑むような絶景も一緒に楽しみましょう!

山形県 銀山温泉(ドラマ『おしん』)

『おしん』のロケ地として知られるのが山形県尾花沢市にある銀山温泉。平均視聴率50%超えというお化けドラマ『おしん』の人気は世界中に広がり、70ヶ国以上で放送されました。主人公おしんを演じたのは東映マネージメント女優の小林綾子。

銀山温泉では大正末期から昭和初期に建てられた和モダンな建造物が軒を連ね、歴史情緒あふれる景観が楽しめます。粉雪舞う温泉街はまさに『おしん』の世界観そのもの。ガス灯に照らされた湯煙や、しっとりと濡れた石畳がどこかノスタルジックな感情を刺激します。アクセスは山形新幹線の大石田駅より路線バスで約40分。仙台駅からバスで行くルートもあります。

沖縄県 竹富島 西桟橋(映画『ニライカナイからの手紙』)

沖縄県石垣島からフェリーで10分のところにある竹富島は、沖縄の原風景が楽しめます。そんな竹富島にある西桟橋はマリンブルーの海に囲まれた桟橋。蒼井優の初単独主演映画にもなった『ニライカナイからの手紙』のロケ地にも選ばれました。竹富島の西桟橋は、主人公が手紙を投函するシーンで何度も登場しています。

青い海に向かって伸びる桟橋は、約105メートルの長さ、それはまるで、海の上を歩いているような気分になれるでしょう。実は、西桟橋はニライカナイからの手紙だけでなく、多くのCMやドラマのロケ地としても使われている有名な観光スポットです。

愛媛県 下灘駅(ドラマ『リバース』)

2017年に放送された、TBS系金曜ドラマ『リバース』。人気小説家、湊かなえの作品『リバース』を実写化したもので、藤原竜也と戸田恵梨香が主演を務め話題となりました。主演の他にも玉森裕太や小池徹平など豪華キャストが集結していましたよね。そんなリバースに登場したのが、愛媛県にある『下灘駅(しもなだえき)』です。

瀬戸内海沿いにある下灘駅は、鉄道ファンはもちろん、SNS映えスポットとしても有名。正直ヒューマンミステリーというより、青春ラブストーリーなどに使われていそうな雰囲気です。過去には人気ドラマHEROのロケ地や、CMでも使われています。

福島県 鶴ヶ城(ドラマ『八重の桜』)

福島県会津若松市のシンボルである鶴ヶ城。天守閣からは市内を一望でき、東北を代表する観光スポットとなっています。そんな鶴ヶ城で撮影された大河ドラマが『八重の桜』。本ドラマは2014年度の国際エミー賞テレビドラマ部門にノミネートされ、主役を綾瀬はるかが演じたことでも話題になりました。

八重の桜は新島襄の妻・新島八重の生涯を描いた作品で、鶴ヶ城が舞台になります。ドラマのタイトル通り、春には満開の桜が美しいお城です。お城自体も赤瓦が印象的で、どこから見ても壮観といった佇まい。実は市民公園にもなっており、地元の方からも親しまれています。

長野県 美ヶ原高原(映画『神様のカルテ』)

映画・ドラマ共に実写化され、人気を得ていた『神様のカルテ』は、実際の医師が執筆したことでも知られています。主演の栗原一止を櫻井翔が、栗原榛名役を宮崎あおいが演じました。そんな神様のカルテで舞台になったのが、長野県松本市の美ヶ原高原(うつくしがはらこうげん)です。

美ヶ原高原は松本駅を降りて東側正面に一際大きくそびえ立っています。標高2,000メートルにもなる高原で、快晴の夜には天の川が静かに流れる絶景が見られるようです。さらに、シンボルとなる「美しの塔」は、日本一大きい文学碑としても知られています。

北海道 麓郷の森(ドラマ『北の国から』)

北海道富良野市にある富良野駅から車で40分ほどのところにある麓郷の森。手付かずの自然が残されるこの森は、日本中を感動させた人気ドラマ『北の国から』が撮影された観光スポットです。麓郷地区は夏場に訪れると、緑が生い茂り、ドラマとは違った世界観を感じられます。

本ドラマの主演は、大物俳優の田中邦衛。麓郷の森では作中に出てきた丸太小屋や「3番目の家」などを見ることができます。麓郷地区には当時のロケセットもそのまま残されており、ドラマファンなら一度は訪れたい聖地。そのまま残されているロケセットは、外見だけでなく中もそのまま。もちろん入って見学することもできます。

東京都 荒川の土手(ドラマ『3年B組金八先生』)

各線北千住駅から徒歩数分でたどり着ける場所にある荒川の土手。東京都内とは思えないような清々しさを感じることができます。さて、1979年から2011年の、32年間にも渡って放送されていたドラマ『3年B組金八先生』。日本の学園ドラマの金字塔にもなっています。そんな金八先生と言えば荒川の土手です。

思い出深いのは、ドラマのオープニングで使われていたからでしょう。歴代シリーズで変わることなく使われてきた土手で、正確には足立区柳原にあります。晴れた日にはスカイツリーや富士山を望めることも。コンクリートジャングルから一息つきたいときにおすすめのスポットです。

千葉県桃子市「屏風ヶ浦」(映画『散歩する侵略者』)

屏風ヶ浦は銚子市名洗町から旭市の刑部岬まで約10キロメートルにわたり続いている断崖です。40メートル〜50メートルもの断崖が続く場所は世界的にも珍しく、屏風ヶ浦は別名「東洋のドーバー」とも言われています。そんな屏風ヶ浦は、さまざまなドラマやCMのロケ地として使われていますが、中でも有名なのが映画『散歩する侵略者』です。

本作は、カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞を受賞した「岸辺の旅」の黒沢清監督がメガホンを取り、長澤まさみが主演を務めました。作中では、屏風ヶ浦を舞台に息を呑むようなアクションシーンが繰り広げられています。透き通るような青空と断崖絶壁の勇ましさは、まさに一見に値するでしょう。

沖縄県 与那国島(ドラマ『Dr.コトー診療所』)

沖縄本島から南西へ約509km。台湾に隣接する与那国島は、独特の雰囲気をまとう自然が溢れる日本最西端の島。そんな与那国島はドラマ『Dr.コトー診療所』の撮影にも使われました。実は『Dr.コトー診療所』で架空の島として実際に使われていたのは、与那国島。

『Dr.コトー診療所』は、島での過酷な医療状況や人間関係などを描いています。吉岡秀隆が主演を務め、柴咲コウ、時任三郎、大塚寧々、石田ゆり子など豪華俳優陣が作品を盛り上げました。ちなみに与那国島は、渡航すら困難だったことから「渡難」と呼ばれていたこともあります。今では空港が完備されたことで、安全に渡れるようになりました。

北海道 洞爺湖(映画『しあわせのパン』)

新千歳空港から車で90分のところにある洞爺湖町。「まさに北海道」と呼ぶべき、清々しく雄大な自然が楽しめる観光スポットです。そんな洞爺湖町の月浦地区では湖が見渡せる丘の上を舞台にパンカフェを開く映画『しあわせのパン』も撮影されました。

そのため、月浦地区では『しあわせのパン』公開を記念して、2012年に「しあわせの鐘」というモニュメントが設置されました。しあわせの鐘は、新たな観光スポットとして話題を呼び、映画ファンが思い出作りに記念撮影をしていくようです。ちなみに洞爺湖では、湖の上から景色を楽しめる、遊覧船観光もできますよ。

北海道 日の出公園ラベンダー園(映画『糸』)

北海道上富良野町にある日の出公園ラベンダー園は、東に十勝岳連峰の雄大な景色を望み、西にラベンダー畑が広がる北海道を代表する観光スポット。6月下旬から8月上旬にかけてラベンダーが一面に咲き誇り、鮮やかな紫色とラベンダーの香りでいっぱいになります。

そんな日の出公園ラベンダー園は、菅田将暉と小松菜奈が主演を務めた映画『糸』のロケ地。作中では北海道で生まれ育った男女のラブストーリーが描かれ、同時に北海道の雄大な自然が楽しめます。ちなみに映画のポスターなども全てこのラベンダー畑で撮られていますね!

岩手県 久慈(ドラマ『あまちゃん』)

国民的ドラマと言っても過言ではない『あまちゃん』。女優のんが主演と務め人気を博していた当時は、さまざまな場所で「じぇじぇじぇ」というセリフが聞こえていましたね。そんな『あまちゃん』のロケ地として知られるのが、岩手県の久慈市です。

久慈市は岩手の北東部にあり素潜り漁を行う「海女」の文化が今でも根付いています。ドラマ『あまちゃん』で大きな注目を集め、今や全国的に知られる観光スポットとなりました。久慈市に訪れる際は電車がおすすめ。久慈駅はドラマでも何回も使われており、駅に降りた瞬間から、ドラマの世界に入り込めます!

北海道 岩見沢市のぶどう畑(映画『ぶどうのなみだ』)

映画『ぶどうの涙』は、映画『しあわせのパン』でも知られる三島有紀子監督が主演大泉洋とタッグを組んで作った作品。舞台になったのは、北海道岩見沢市。岩見沢市はぶどうの生産が盛んなことでも知られており、なだらかな斜面にぶどうの果樹が並ぶ風景は観光の目玉の一つです。

映画『ぶどうの涙』にも登場する「宝水ワイナリー」は聖地巡礼だけでなく、観光スポットとしても人気です。木造の小屋に木造の風車が建てられ、まさに趣があるといった様子。そして、建物の目の前には、一面に広がるぶどう畑。実際にワインが作られており、試飲もできます。気温が高い日に行けば、ぶどうソフトクリームが一段と美味しいですよ。

鹿児島県 与論島(映画『めがね』)

与論島は白い砂、リーフ(サンゴ礁)に囲まれた温暖な気候の島。鹿児島県最南端の海に囲まれており、透明度抜群の海が楽しめます。与論島の見所は、大潮の干潮時に現れる「砂」だけの島「百合ヶ浜」。

そんな東洋の真珠とも呼ばれるこの島は、映画『めがね』の撮影地としても知られています。本作の主演は小林聡美・もたいまさこ。南の海辺を舞台に人生をゆったりと見つめ直す一作となっています。ちなみに与論島は立地的にも沖縄に近く、鹿児島の薩摩文化と沖縄の琉球文化が融合した独特な文化が根付いているのも特徴です。

広島県 鞆の浦(映画『崖の上のポニョ』)

広島県にある鞆の浦は瀬戸内海の中でも有数の景勝地。江戸時代には「潮待ちの港」として日本国内やアジアとの交易で栄え、現在でも有名な旧跡や遺構が多く残っています。そんな鞆の浦は映画『崖の上のポニョ』の舞台。

鞆の浦を参考に絵コンテが作られたことは公言されており、街の雰囲気が作中に登場する街とよく似ていますよね。鞆の浦では目前に広がる瀬戸内海の絶景や、新鮮な海の幸が楽しめます。昭和レトロな雰囲気と清々しい自然が融合した景色は、一度目にしたら深く心に刻まれること間違いなしです。

長野県 大王わさび農場水車小屋(映画『夢』)

長野県は日本有数の「水が綺麗な場所」。その中でも特に安曇野は「安曇野のわさび田湧水群」で新日本観光百選や名水百選にも選ばれています。そんな安曇野のわさび田湧水群は黒沢映画『夢』のロケ地にも選ばれました。

『夢』は1990年に公開された日米合作オムニバス映画で、主演は寺尾聰など。透き通るような水と、身体に染み込んでくるようなグリーンは、まさに信州の魅力をぎゅっと詰め込んでいるよう。湧き水で淹れた絶品コーヒーは安曇野の名物です。

東京都 多摩川浅間神社(映画『シン・ゴジラ』)

長谷川博己、竹野内豊、石原さとみなど豪華キャストを集めて制作された『シン・ゴジラ』。ゴジラ作品としては29作品目で、日本制作12年ぶりとなる『シン・ゴジラ』は、主に東京をメインに描かれています。そのため東京をロケ地としており、多摩川浅間神社も重要なシーンで使われました。

実は、多摩川浅間神社は神社だけでなく、展望台が隠れた人気スポット。そしてこの展望台がゴジラを迎え撃つ、戦闘指令所として活躍。神社という点が日本らしさを感じさせますね。実際に展望台からは、遠くの街並みまでしっかり見えるため、夕焼け時にはカメラ好きが集まる名所です。

東京都 葛飾柴又 取水塔(映画『男はつらいよ』)

主人公の相性をとって、寅さんシリーズとしても知られる『男はつらいよ』。テレビドラマだけでなく、映画版も作られるなど大人気ドラマです。そして主人公の故郷として知られるのが、東京都葛飾区柴又になります。

寅さんが何度も潜り抜けた柴又駅の改札を抜ければ、数々の名場面が生み出された駅前広場です。現在の広場には「フーテンの寅像」と「見送るさくら像」が設置されています。ちなみに柴又街道を渡った、「高木屋老舗」は撮影の合間に出演者たちが休憩で利用したそうですよ。

東京都 恵比寿ガーデンプレイス(ドラマ『花より団子』)

井上真央主演のドラマ『花より男子』と言えば、少女漫画を原作にした恋愛ドラマで、当時の女子たちを甘い世界観で虜にしました。そんな花より男子の待ち合わせシーンとして知られるのが、「恵比寿ガーデンプレイス」です。

この場所は、恵比寿駅前にあることから、実際に待ち合わせに使われることも多くなっています。しかしドラマの影響で明らかに訪れる人が増えたそうです。恵比寿ガーデンプレイスだけじゃなく、恵比寿は大人のおしゃれな街なので、建物のデザインも綺麗。デートスポットとしても人気です。

長崎県 大浦天主堂(ドラマ『龍馬伝』)

大河ドラマ『龍馬伝』は、名前の通り坂本龍馬の生涯を描いた作品です。福山雅治が主演だったことからも話題でしたね。そんな人気ドラマのロケ地になったのが、坂本龍馬が活躍した中心地、長崎県です。そのため、ドラマで主要なスポットも歴史的価値のある場所や建物がメインです。

例えば、大浦天主堂は日本で最古の教会。教会建築としては、唯一国宝に指定されている建物でもあります。ちなみに国宝だけでなく、ユネスコ世界遺産にも登録されています。

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